柳緑花紅
(りゅうりょくかこう)
柳は緑で、花は紅、自然のままで、なんの人工的な細工も施されていないこと。自然体のこと。また、自然の理法によって、ものには一つ一つそれぞれに違いがあることをたとえていう。
〔例〕「画一的な教育によって個性のない人間を育てるより、柳緑花紅、1人1人個性豊かな人間を育てる教育を期待したいと思います」などと使う。
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酒なくて何の己が桜かな
(さけなくてなんのおのれがさくらかな)
酒がなければ、花見をしようと月見をしようと、まことにおもしろくないものだ。花見には酒がつきものだというたとえ。
〔出〕滑稽本(こっけいぼん)・大わらい臍の西国(おおわらいへそのさいごく)
〔会〕「いっしょに夜桜を見に行きましょう」「はは、読めたよ。あたしに1升瓶をねだる魂胆だね」「さすがご隠居。酒なくて何の己が桜かなですよ」
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蝶よ花よと
(ちょうよはなよと)
子供をたいせつに育てるさま。「蝶や花やと」ともいう。「蝶よ花よと育てた娘を嫁に出す気持ちは、父親ならばだれしも同じでしょう」
〔語源〕蝶や花のように美しくなってくれの意から。
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