喪家之狗
(そうかのいぬ)
喪中の家の犬は餌をやったり世話をする人もいないのでやつれているという意味から、転じて、宿なしの犬や、元気がなくやつれ果てている人をたとえていう。
『孔子家語(こうしけご)―困誓』に記述がある。
〔例〕「彼は、妻を亡くして以来、まるで喪家之狗のようになってしまった」などと使う。
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犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
(いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ)
犬のような動物でさえ、3日養ってやれば、3年間もその恩を忘れないという。ましてや人間は、一度受けた恩義を終生忘れずに誠意を尽くさねばならぬのは、当然のことであろう。
〔類〕犬はその主を知る/恩を忘れる者は犬にも劣る
〔対〕猫は三年の恩を三日で忘れる
〔出〕歌舞伎(かぶき)・四千両小伴梅葉(しせんりょうこばんうめのは)
〔会〕「長いあいだめんどうを見てやったのに、売上金を持ち逃げするとは」「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬというのにね。悔しいというより、なんだか悲しい気分だわね」
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尻尾を振る
(しっぽをふる)
上位の人や権力者にこびへつらう。また、何かをされて喜ぶさま。「どんなに仕事が欲しくても、親会社に尻尾を振るまねだけはやめなさい」
〔語源〕犬がえさをくれる人に尻尾を振ることから。
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