一言半句
(いちごんはんく)
ちょっとした言葉。ほんの一言。
12世紀の南宋の儒学者である朱熹(しゅき)の『答陳安卿書(ちんあんけいにこたうるしょ)』に、「一言半句、亦自可レ見」とある。また、江戸時代の『本朝俚諺(ほんちょうりげん)―正徳』に、「明心寳鑑去、一言半句重値二千金一」とあったり、『俚言集覧(りげんしゅうらん)―早雲寺殿廿一箇条』に、「上下万民に対し一言半句にても虚言を申べからず」とあるような例が見られる。
〔例〕わずかな言葉という意味を表すのに、「社長のおっしゃることは一言半句もおろそかにしません」とか、「一言半句もたがわずに聞き取るのはたいへんむずかしい」と使ったり、また、「石田くんは、昨日の失敗について一言半句も言い訳をしませんでした」などといって、多くは打ち消し文の形で使われる。
〔類〕一言一句(いちごんいっく)/一言片句(いちごんへんく)/一言隻句(いちごんせっく)/片言隻句(へんごんせっく)/片言隻語(へんごんせきご)/片言隻辞(へんごんせきじ)
――「隻」は、一つという意味、または対になっているものの片方をさしていう。「隻句」「隻語」は、わずかな言葉、短い言葉の意味。
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言葉は身の文
(ことばはみのあや)
話す言葉を聞けば、その人がどのような人物かを知ることができる。正しくりっぱな国語を使う人であれば、その人はりっぱな人物である。
〔類〕言葉は心の使い
〔対〕口は口 心は心
〔出〕春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)
〔会〕「いいやつか、いやなやつかは、その人の話し方でだいたい分かるね」「うん、言葉は身の文(あや)っていうものな」「電話1本で、相手の性格まで分かるときもあるね」
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言葉を飾る
(ことばをかざる)
巧妙な言葉遣いをする。また、言葉巧みにごまかす。「そんなに言葉を飾って説明しなくても、真相はすでに分かっていますよ」
〔語源〕言葉を美しく使う意から。
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