惻隠の情
(そくいんのじょう)
相手に対するあわれみと同情心。かわいそうに思うこと。思いやりの心。「惻隠」は、ある対象に対して同情心をもつという意味。
『孟子(もうし)―公孫丑・上』に、「惻隠之心、仁之端也。羞悪之心、義之端也。辞譲之心、礼之端也。是非之心、智之端也」とある。
〔例〕「激しい受験競争の世の中でも、惻隠之心を忘れてはならない」とか、「どんなときにも惻隠之心をもって人に接することが大切である」などと使ったりする。
〔類〕惻隠之情(そくいんのじょう)
――「惻隠之情をおぼえる」というように使う。
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晏子の御
(あんしのぎょ)
他人の権威やしり馬に乗って得意になっている人間をいう言葉。中国の春秋時代に宰相・晏嬰(あんえい)(晏子)の馬車をあずかる御者が、自分があたかも宰相であるかのように錯覚し、威張っているのを妻にたしなめられ、それいらい発奮して大夫に昇進したという故事にもとづく。
〔類〕虎の威を藉る狐
〔出〕史記(しき)/十八史略(じゅうはっしりゃく)
〔会〕「専務のお気に入りだからって、得意顔しやがって」「まったく小林のやつは晏子(あんし)の御(ぎょ)だからなあ」「実力もないくせに、腹が立つよ」
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忙中閑あり
(ぼうちゅうかんあり)
忙しくて余裕のないようなときでも、わずかな暇はあるものだ。「ようやくのことで原稿もできあがり、いま校正刷りを待っていて忙中閑ありといったところですから、一杯やりますか」
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