瓢箪で鯰を押さえる(ひょうたんでなまずをおさえる)
貧の盗みに恋の歌(ひんのぬすみにこいのうた)
袋の鼠(ふくろのねずみ)
弁慶の立ち往生(べんけいのたちおうじょう)
亡羊の嘆(ぼうようのたん)
星を数うる如し(ほしをかぞうるごとし)
骨折り損の草臥れ儲け(ほねおりぞんのくたびれもうけ)
盆を戴きて天を望む(ぼんをいただきててんをのぞむ)
耳取って鼻かむ(みみとってはなかむ)
目の上の瘤(めのうえのこぶ)
猛虎檻に籠り窮鳥翅をそがる(もうこおりにこもりきゅうちょうつばさをそがる)
刃を迎えて解く(やいばをむかえてとく)
痩せ馬に重荷(やせうまにおもに)
痩せ馬の道急ぎ(やせうまのみちいそぎ)
揺るぐ杭は抜ける(ゆるぐくいはぬける)
横車を押す(よこぐるまをおす)
立錐の地なし(りっすいのちなし)
理詰めより重詰め(りづめよりじゅうづめ)
理に勝つ法あれども法に勝つ理なし(りにかつほうあれどもほうにかつりなし)
理の高じたるは非の一倍(りのこうじたるはひのいちばい)
燎原の火(りょうげんのひ)
両方立てれば身が立たぬ(りょうほうたてればみがたたぬ)
連木で重箱洗う(れんぎでじゅうばこあらう)
労して功なし(ろうしてこうなし)
我が心石に匪ず転ずべからず(わがこころいしにあらずてんずべからず)
我が物と思えば軽し笠の雪(わがものとおもえばかるしかさのゆき)