赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
朝雨は女の腕まくり(あさあめはおんなのうでまくり)
朝駆けの駄賃(あさがけのだちん)
網代の魚(あじろのうお)
油に水(あぶらにみず)
荒馬の轡は前から(あらうまのくつわはまえから)
案ずるより産むが易い(あんずるよりうむがやすい)
言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)
錨を蟻が引くよう(いかりをありがひくよう)
石仏に物言わす(いしぼとけにものいわす)
いすかの嘴(いすかのはし)
魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
海の水を柄杓で汲み干すよう(うみのみずをひしゃくでくみほすよう)
柄のない所に柄をすげる(えのないところにえをすげる)
縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
大勢に手なし(おおぜいにてなし)
小田原評定(おだわらひょうじょう)
鬼に金棒(おににかなぼう)
重荷に小づけ(おもににこづけ)
及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)
快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)
籠で水を汲む(かごでみずをくむ)
風を繋ぎ影を捕らう(かぜをつなぎかげをとらう)
隔靴掻痒(かっかそうよう)
河童の屁(かっぱのへ)
株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)
杵で頭を剃る(きねであたまをそる)
窮すれば通ず(きゅうすればつうず)
窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)
狂瀾を既倒に廻らす(きょうらんをきとうにめぐらす)