水天髣髴
(すいてんほうふつ)
はるかかなたの水平線付近で空と海が融け合い、見分けられないようす。「髣髴」は、ぼんやり見えるさま。「水天彷彿」とも書く。
〔例〕「彼女の乗った船は水天髣髴のかなたへ消えていった」とか、「水天髣髴としている中に、大島が見える」などのように使う。
〔類〕水天一色(すいてんいっしき)/水天一碧(すいてんいっぺき)
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貝殻で海を測る
(かいがらでうみをはかる)
小さな貝殻で海の水をすくい、大海の水の量を測ろうとする無謀な計画をいうところから、自分だけの狭い見聞をもとにして、大きな問題を論議することの浅はかさをいう。
〔類〕貝殻で海を干す/管(くだ)を以(もっ)て天を窺(うかが)う/大海を耳掻(みみか)きで測る/葦(あし)の髄から天井覗(のぞ)く
〔出〕漢書(かんじょ)
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上げ潮に乗る
(あげしおにのる)
勢いが上向くままに、物事が順調に進む。充実していく。「夏場に向かって、彼の投球も上げ潮に乗ってきたから要注意だよ」
〔語源〕「上げ潮」は、干潮から満潮までの満ちつつある状態の潮。満ち潮。差し潮。「引き潮」「下げ潮」に対する語。
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