前で追従する者は陰で謗る(まえでついしょうするものはかげでそしる)
蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)
曲がらねば世が渡られぬ(まがらねばよがわたられぬ)
間口ばかりで奥行きがない(まぐちばかりでおくゆきがない)
枕を高くして寝る(まくらをたかくしてねる)
負け惜しみの減らず口(まけおしみのへらずぐち)
負け碁の打ちよさ(まけごのうちよさ)
負けるが勝ち(まけるがかち)
孫飼わんより犬の子飼え(まごかわんよりいぬのこかえ)
孫に手を引かれて牢屋(まごにてをひかれてろうや)
馬子にも衣装(まごにもいしょう)
孫は子よりも可愛い(まごはこよりもかわいい)
勝るを羨まざれ劣るを卑しまざれ(まさるをうらやまざれおとるをいやしまざれ)
枡で量って箕で零す(ますではかってみでこぼす)
まだ皮のある中に一骨を見る(まだかわのあるうちにひとほねをみる)
待たるるとも待つ身になるな(またるるともまつみになるな)
待つ間が花(まつうちがはな)
待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり)
俎板の鯉(まないたのこい)
学びて思わざれば則ち罔し(まなびておもわざればすなわちくらし)
継母の朝笑い(ままははのあさわらい)
豆を煮るに豆殻を燃く(まめをにるにまめがらをたく)
眉毛に火がつく(まゆげにひがつく)
眉に唾をつける(まゆにつばをつける)
迷えば凡夫 悟れば仏(まよえばぼんぷ さとればほとけ)
迷わぬ者に悟りなし(まよわぬものにさとりなし)
迷わんよりは問え(まよわんよりはとえ)
丸い卵も切りようで四角(まるいたまごもきりようでしかく)
真綿で首を絞める(まわたでくびをしめる)
真綿に針を包む(まわたにはりをつつむ)