花は根に帰る(はなはねにかえる)
花は半開 酒は微酔(はなははんかい さけはほろよい)
花も実もある(はなもみもある)
歯亡びて舌存す(はほろびてしたそんす)
はやり物は廃り物(はやりものはすたりもの)
半面の識(はんめんのしき)
日中すれば昃き月盈つれば食く(ひちゅうすればかたむきつきみつればかく)
人肥えたるが故に貴からず(ひとこえたるがゆえにたっとからず)
人事言えば影が差す(ひとごといえばかげがさす)
人と入れ物は有り次第(ひとといれものはありしだい)
人と屏風は直ぐには立たず(ひととびょうぶはすぐにはたたず)
人の意見は四十まで(ひとのいけんはしじゅうまで)
人の噂も七十五日(ひとのうわさもしちじゅうごにち)
人の踊る時は踊れ(ひとのおどるときはおどれ)
人の心は九分十分(ひとのこころはくぶじゅうぶ)
人の情けは世にある時(ひとのなさけはよにあるとき)
人は一代名は末代(ひとはいちだいなはまつだい)
人は落ち目が大事(ひとはおちめがだいじ)
人橋をかける(ひとはしをかける)
人は万物の尺度なり(ひとはばんぶつのしゃくどなり)
人は人 俺は俺(ひとはひと おれはおれ)
人は見かけによらぬもの(ひとはみかけによらぬもの)
人は眉目よりただ心(ひとはみめよりただこころ)
火のない所に煙は立たぬ(ひのないところにけむりはたたぬ)
昼には目あり夜には耳あり(ひるにはめありよるにはみみあり)
深い川は静かに流れる(ふかいかわはしずかにながれる)
深く取って浅く渡る(ふかくとってあさくわたる)
不精者の一時働き(ぶしょうもののいっときばたらき)
不精者の隣働き(ぶしょうもののとなりばたらき)
再び実のなる木はその根必ず傷る(ふたたびみのなるきはそのねかならずやぶる)