頼めば越後から米搗きにも来る(たのめばえちごからこめつきにもくる)
頼めば鬼も人食わず(たのめばおにもひとくわず)
旅の恥は掻き捨て(たびのはじはかきすて)
旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)
便りの無いのは良い便り(たよりのないのはよいたより)
胆斗の如し(たんとのごとし)
治にいて乱を忘れず(ちにいてらんをわすれず)
使う者は使われる(つかうものはつかわれる)
月に叢雲 花に風(つきにむらくも はなにかぜ)
月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)
出物腫れ物所構わず(でものはれものところかまわず)
天衣無縫(てんいむほう)
天下は回り持ち(てんかはまわりもち)
天地は一大戯場(てんちはいちだいぎじょう)
天地は万物の逆旅(てんちはばんぶつのげきりょ)
天を幕とし地を席とす(てんをまくとしちをむしろとす)
遠い一家より近い隣(とおいいっけよりちかいとなり)
遠きを知りて近きを知らず(とおきをしりてちかきをしらず)
遠くの親類より近くの他人(とおくのしんるいよりちかくのたにん)
とかく浮き世は色と酒(とかくうきよはいろとさけ)
時の花を挿頭にせよ(ときのはなをかざしにせよ)
どこで暮らすも一生(どこでくらすもいっしょう)
どこの烏も黒さは変わらぬ(どこのからすもくろさはかわらぬ)
所変われば品変わる(ところかわればしなかわる)
鳶も居住まいから鷹に見える(とびもいずまいからたかにみえる)
虎は死して皮を留め人は死して名を残す(とらはししてかわをとどめひとはししてなをのこす)
鳥の両翼 車の両輪(とりのりょうよく くるまのりょうりん)
呑舟の魚は枝流に游がず(どんしゅうのうおはしりゅうにおよがず)
鳶も居住まいから鷹に見える(とんびもいずまいからたかにみえる)
無い名は呼ばれず(ないなはよばれず)