物盛んなれば則ち衰う(ものさかんなればすなわちおとろう)
柳に風(やなぎにかぜ)
柳は緑 花は紅(やなぎはみどり はなはくれない)
野に遺賢無し(やにいけんなし)
藪に目(やぶにめ)
山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにたっとからず)
山の芋鰻になる(やまのいもうなぎになる)
幽明境を異にす(ゆうめいさかいをことにす)
幽霊の浜風(ゆうれいのはまかぜ)
往く者は追わず 来る者は拒まず(ゆくものはおわず くるものはこばまず)
逝く者は斯の如きかな昼夜を舎かず(ゆくものはかくのごときかなちゅうやをおかず)
宵っ張りの朝寝坊(よいっぱりのあさねぼう)
楊枝で重箱の隅をほじくる(ようじでじゅうばこのすみをほじくる)
俑を作る(ようをつくる)
予言者郷里に容れられず(よげんしゃきょうりにいれられず)
横の物を縦にもせぬ(よこのものをたてにもせぬ)
世の中は三日見ぬ間の桜かな(よのなかはみっかみぬまのさくらかな)
世は気の毒の入れ物(よはきのどくのいれもの)
世は張り物(よははりもの)
世は回り持ち(よはまわりもち)
楽あれば苦あり(らくあればくあり)
楽は苦の種 苦は楽の種(らくはくのたね くはらくのたね)
蘭麝の室に入る者は自ら香し(らんじゃのしつにいるものはみずからこうばし)
凌雲の志(りょううんのこころざし)
連木で重箱洗う(れんぎでじゅうばこあらう)
老少不定(ろうしょうふじょう)
盧生の夢(ろせいのゆめ)
我が心石に匪ず転ずべからず(わがこころいしにあらずてんずべからず)
和して同ぜず(わしてどうぜず)
渡る世間に鬼はない(わたるせけんにおにはない)