例えば私が90年代サブカルの洗礼を受けたのは20歳頃。香山さんは15歳年上で、その世代は「新人類」と呼ばれてサブカル文化を作ってきたわけだが、受け手の世代は20歳頃から「茶化す」ことが基本姿勢になっている。
それ以外を知らないから、政治家などもキャラと「ネタになるか」でしか判断しない。周りを見渡しても、そんな元サブカル・キッズたちがいかに多いことか。
さて、書けば書くほど、この辺りのことについては本当に話が尽きない。だけど、あの時代のことをちゃんと振り返ることでしか、私たちは現在のヘイトと向き合うこともできない気がするのだ。
というようなことを、香山さんや当時のサブカルを知る人たちと語り合いたいな、と勝手に思っている。