第6回:1958年スウェーデン大会(開催期間1958年6月8日~6月29日)
出場国・地域: 16
予選参加国・地域:55 出場枠 欧州9(+開催国スウェーデン+前回優勝国西ドイツ)、南米3、北中米カリブ1、アジア・アフリカ1)
欧州: イングランド、ウェールズ、オーストリア、北アイルランド、スウェーデン、スコットランド、ソ連、チェコスロバキア、西ドイツ、ハンガリー、フランス、ユーゴスラビア
南米:アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル
北中米カリブ:メキシコ
アジア・アフリカ:なし(予選において、対戦相手が政治問題からイスラエルとの対戦を拒否したため、イスラエルが予選通過。しかし不戦勝での通過を問題視したFIFAは欧州予選グループリーグ2位のなかから抽選し、ウェールズとのプレーオフを実施。イスラエルはこのプレーオフで敗退、ウェールズが本選出場)
優勝国:ブラジル
得点王:ジュスト・フォンテーヌ(フランス)13得点
決勝:1958年6月29日(ソルナ) ブラジル5-2スウェーデン
グループリーグ表(勝点:勝ち2、分け1、負け0、各グループ上位2か国が決勝トーナメント進出。勝ち点が並んだ場合は得失点差ではなく順位決定プレーオフで進出を決めた)

決勝トーナメント

*第6回の開催地はスウェーデン。前回のスイス同様、中立国で第2次世界大戦の影響を受けていないことが大きかった。スウェーデンは、1948年のロンドン・オリンピックで金メダル、続く1952年のヘルシンキ・オリンピックで銅メダルを獲得する強さだった。主力選手はイタリアで活躍しており、この大会では海外組の選手たちを呼び寄せ決勝まで進出した。
*予選参加国・地域が55と拡大し、過去に優勝したウルグアイやイタリアも予選敗退したなか強豪と目されながら、世界大会参加を禁止されていたソ連が初出場。順位決定プレーオフでイングランドを破り、決勝トーナメント進出を果たした。
*サッカーの母国と言われるイギリスはイングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの4つの地域のサッカー協会が独立し世界大会に出場している。この大会では4つのチームがすべてそろった。このスウェーデン大会のみの事例。
*優勝はブラジル。準決勝でハットトリックを決めるなどの活躍で注目を浴びたのが、のちに〝サッカーの王様〟と呼ばれる17歳のペレ。決勝でもスーパーゴールを決め、ブラジル悲願の初優勝に貢献した。ペレは幼少時の愛称。本名はエドソン・アランテス・ド・ナシメント。
*フランスのジュスト・フォンテーヌの13得点という一大会の最多得点記録と、ペレの史上最年少得点の記録はいまだに破られていない。

大会得点王のフォンテーヌ(フランス)(写真:Action Images/アフロ)

17歳のペレ(ブラジル)(写真:TT News Agency/アフロ)