日本で一番高い山、富士山。四季折々に見せる姿の美しさも、昔から愛されてきた魅力だ。その魅力にちなんで、北海道から沖縄まで、それぞれの郷土に、「富士」の名を冠した山がたくさんある。日本列島、津々浦々の、「ふるさと富士」をご紹介しよう。( )内は正式名称。(2007年 イミダス編集部 編)
利賀富士(尾洞山)
富山県。高さ943m。富山県の南端にあり、演劇のイベント「利賀サマー・アーツ・プログラム」が行われる「芸術と文化の山郷」こと利賀村の山。ブナ林や希少な高山植物が残り、地元住民によって登山道が整備され、林道終点から約2kmで山頂に立つことができ、山頂からは利賀川筋が一望にできる。
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能登富士(高爪山)
石川県。高さ341m。日本海に突き出た能登半島の西、海の近くにあり、どこから見ても空に美しい姿をくっきりと浮かべている山。昔から聖山としてあがめられ、山頂には魚網にかかったといわれる観音像がまつられ、能登金剛北部の美しい景勝地が望める。ふもとには、703年創建と伝えられる高爪神社があり、かつて付近一帯は信仰の地として栄えていた。
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