羊質虎皮
(ようしつこひ)
実体は羊のくせに虎(とら)の皮をかぶっていること。転じて、外見だけはりっぱだが内容がともなっていないことのたとえ。見掛け倒しであること。
『後漢書(ごかんじょ)―劉焉伝・論』に、「所謂羊質虎皮、見レ豺則恐、吁哉」とある。
〔例〕「部長は羊質虎皮でいばってばかりいるが、仕事はなに一つできない」などのように使う。
〔類〕虎皮羊質(こひようしつ)/羊頭狗肉(ようとうくにく)
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鴨が葱を背負って来る
(かもがねぎをしょってくる)
(鴨鍋にする鴨が葱までつけてくるという意味から) お人よしが、好都合な話を次々と持ちこんでくることをいう。
〔類〕開いた口へ牡丹餅/鴨葱/葱が鴨を背負って来る/寝耳へ小判
〔対〕蒔かぬ種は生えぬ
〔会「おい、だれか金持ってないのか。酒でも飲みに行こうよ」「おっ、お坊っちゃまの伸一が来たぜ、おごらせようぜ」「へへへ、鴨(かも)が葱(ねぎ)を背負(しょ)って来たぞ」
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パンチが利く
(ぱんちがきく)
迫力があって、相手に強い印象・感動・刺激を与えるさま。「彼が述べたパンチの利いた内容に、聴衆から期せずして賛同の声が上がった」
〔語源〕ボクシングで、受けたパンチの衝撃が強い意から。
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