玩物喪志
(がんぶつそうし)
珍しくて風変わりなものをもてあそび、それにおぼれていると、もっとも大切な心やこころざしを見失ってしまうことをいう。
『書経(しょきょう)』に、「玩レ人喪レ徳、玩レ物喪レ志」とあり、「人をもてあそぶと徳をうしない、物をもてあそぶとこころざしをうしなう」と読み下す。
〔例〕「今の若者には玩物喪志の人間が多い」とか、「パソコンばかりに熱中していると玩物喪志になってしまうよ」などと使ったりする。
◆その他の四字熟語はこちら!【スピーチに役立つ四字熟語辞典】
烏の行水
(からすのぎょうずい)
(烏の水浴びは束(つか)の間であるところから) 入浴の時間がきわめて短く、あっさりしていることをいう。
〔類〕烏浴び
〔出〕洒落本(しゃれぼん)・大抵御覧(たいていごらん)
〔会〕「いやあ、いい湯でさっぱりした。母さんビール、ビール」「あら、お父さんたら、もう上がったの。まったく昔から烏(からす)の行水だったけど、相変わらずねえ」
◆その他のことわざはこちら!【会話で使えることわざ辞典】
叛旗を翻す
(はんきをひるがえす)
謀反を起こす。反逆する。「学校側の善処を願って、ぼくは有志と相談して叛旗を翻した」
〔語源〕謀反の旗を掲げる意から。
◆その他の慣用句はこちら!【ルーツでなるほど慣用句辞典】