鯨飲馬食
(げいいんばしょく)
鯨がたくさんの水を飲み、馬がたくさんのものを食べるという意味から、わずかの時間の間に多量に飲み食いをすることをいう。
〔例〕大食の相手をたしなめるときなどに、「そんなに食べたら体をこわすよ。まるで鯨飲馬食だね。食欲が旺盛なのもいいけれど、ほどほどにしなくては」というように使ったりする。
〔類〕牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)
◆その他の四字熟語はこちら!【スピーチに役立つ四字熟語辞典】
箸にも棒にも掛からぬ
(はしにもぼうにもかからぬ)
細い箸でも太い棒でも引っ掛からない、どう扱いようもないことにたとえる。
〔類〕酢でも蒟蒻(こんにゃく)でも/蓼酢(たです)でもいけぬ/縄にも杓子(しゃくし)にも掛からぬ
〔出〕歌舞伎(かぶき)・仮名手本硯高島(かなでほんすずりのたかしま)
〔会〕「ひどい映画だったね」「ああ。ストーリーはつまらないし、役者はへただし、見るべきところが何もない。箸(はし)にも棒にも掛からぬとはこのことだ」
◆その他のことわざはこちら!【会話で使えることわざ辞典】
手をつける
(てをつける)
(1)物事に着手する。取り掛かる。「子供たちも大きくなったので、わが家もいよいよ増築に手をつけなければならないね」 (2)公金や他人の金品などを、無断で不正に使う。「どうも経理課長が会社の金に手をつけて、株に投資していたらしいね」 (3)目下の女性などと関係を結ぶ。「単身赴任のときに若い女性に手をつけてね、それがもとでとうとう離婚したらしい」 (4)箸(はし)をつける。「さっき浜に上がったばかりの新鮮な鰺(あじ)ですので、どうぞお手をつけてください」
◆その他の慣用句はこちら!【ルーツでなるほど慣用句辞典】