肉山脯林
(にくざんほりん)
生肉と干した肉が山のようにあるという意味から、転じて、豪華な宴会のことをたとえていう。「脯」は、干し肉の意味。
『帝王世紀(ていおうせいき)』に、「桀為二肉山脯林一、以レ酒為レ池、使レ可レ運レ舟」とある。
〔例〕「今日は肉山脯林の豪勢な宴会だった」などのように使う。
〔類〕酒池肉林(しゅちにくりん)
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牛頭を懸けて馬肉を売る
(ぎゅうとうをかけてばにくをうる)
(看板に牛の首をかかげて、じつは馬の肉を売るということから) 言うことと行うことが一致せず、名実が伴わないことをいう。
〔類〕看板に偽りあり/羊頭狗肉(ようとうくにく)/羊頭をかけて狗肉を売る
〔対〕看板に偽りなし
〔出〕晏氏春秋(あんししゅんじゅう)
〔会〕「夏休みの宿題はもうできたの」「まだ半分くらいかな」「もう。7月中にすべて終わらせるなんて言ってたのはだあれ。そういうのを牛頭を懸(か)けて馬肉を売るっていうのよ」
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血湧き肉躍る
(ちわきにくおどる)
戦い・試合などを前にして、感情が高ぶり活力がみなぎるさま。「同窓会の席上、久しぶりに会った友人の、砂漠横断の血湧き肉躍る旅行談には一同うなってしまった」
〔語源〕体の中に血が湧き上がり、肉体が跳ね躍るようであるの意から。
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