ふだんの生活のなかで、図形や計算などの言葉を使う機会は意外に多い。そんな算数用語を英語ではどう言うか。知っていそうで知らない算数用語を集めてみた。(「イミダス2002年版」掲載・編集)
ひし形
diamond(ダイヤモンド)。ひし形は、四辺が等しい長さで内角が直角でない四辺形。天然鉱物中最高の硬度と高い屈折率による輝きから最高の宝石とされるダイヤモンドは、4月の誕生石。ひし形をrhombus(ロンバス)、lozenge(ラザンジュ)ともいう。また、列車の運行予定を図示した表のダイヤグラム(diagram)もここからきている。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
円形
circle(サークル)。半円形はsemicircle(セミサークル)。平面上で、一定点から等距離にある点の軌跡である。「環状道路、仲間」などの意もある。cir-は「周、回」を表す接頭辞で、サーキット(circuit 回路)、サーカス(circus 円形の興行場)などがある。半円形の「semi」は「半ば」の意。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
丸形
round(ラウンド)。「丸い」「回転」や「1試合」「1回り」などの意味もある。丸く平たい円盤形ならディスクでdiskとかdiscとつづる。中空の円「輪」はring(リング)だが、loop(ループ)、hoop(フープ)といった表現もある。ボクシングなどの「リング」は元の形が円形だったことに由来する。車輪はwheel(ホイール)という。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
楕円形
ellipse(エリプス)またはoval(オーバル)。円錐を斜めに切ってできる曲線。長円形、卵形とも。その形から「オーバル」と呼ばれるものには、ラグビーやアメリカンフットボールのボール、ロンドンのクリケット場、また楕円形の競技場やアメリカのホワイトハウスにあるオーバルオフィス(oval office 大統領執務室)などがある。
◆その他のミニ知識はこちら!【英語で算数してみると】