転んでもただは起きぬ(ころんでもただはおきぬ)
怖い物見たさ(こわいものみたさ)
沙中の偶語(さちゅうのぐうご)
鹿を逐う者は山を見ず(しかをおうものはやまをみず)
死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)
重宝を抱く者は夜行せず(じゅうほうをいだくものはやこうせず)
小人の腹は満ち易し(しょうじんのはらはみちやすし)
食指が動く(しょくしがうごく)
吝ん坊の柿の種(しわんぼうのかきのたね)
寸をくっして尺を伸ぶ(すんをくっしてしゃくをのぶ)
大行は細謹を顧みず(たいこうはさいきんをかえりみず)
大名の下以て久しく居り難し(たいめいのもともってひさしくおりがたし)
大欲は無欲に似たり(たいよくはむよくににたり)
足ることを知れ(たることをしれ)
足るを知れば辱められず(たるをしればはずかしめられず)
面の皮の千枚張り(つらのかわのせんまいばり)
天に二日無し(てんににじつなし)
東家に食し西家に宿す(とうかにしょくしせいかにしゅくす)
遠きは花の香(とおきははなのか)
床の間の置き物(とこのまのおきもの)
隣の花は赤い(となりのはなはあかい)
図南の翼(となんのつばさ)
飛ぶ鳥も落とす勢い(とぶとりもおとすいきおい)
虎に翼(とらにつばさ)
虎の威を藉る狐(とらのいをかるきつね)
貪欲は必ず身を食う(どんよくはかならずみをくう)
無い物食おうが人の癖(ないものくおうがひとのくせ)
泣く子と地頭には勝てぬ(なくことじとうにはかてぬ)
泣く泣くも良いほうを取る形見分け(なくなくもよいほうをとるかたみわけ)