阿漕が浦に引く網(あこぎがうらにひくあみ)
虻蜂取らず(あぶはちとらず)
甘い物に蟻が付く(あまいものにありがつく)
出雲の神より恵比寿の紙(いずものかみよりえびすのかみ)
戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
いつも柳の下に泥鰌はおらぬ(いつもやなぎのしたにどじょうはおらぬ)
意馬心猿(いばしんえん)
上には上がある(うえにはうえがある)
馬を鹿に通す(うまをしかにとおす)
英雄色を好む(えいゆういろをこのむ)
英雄人を忌む(えいゆうひとをいむ)
猿猴が月を取る(えんこうがつきをとる)
燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)
お髭の塵を取る(おひげのちりをとる)
苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)
鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
蟹は甲羅に似せて穴を掘る(かにはこうらににせてあなをほる)
金の鎖も引けば切れる(かねのくさりもひけばきれる)
裃を着た盗人(かみしもをきたぬすびと)
上の好む所 下これよりも甚だし(かみのこのむところ しもこれよりもはなはだし)
雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)
鬼面人を嚇す(きめんひとをおどす)
牛耳を執る(ぎゅうじをとる)
禁断の木の実は甘し(きんだんのこのみはあまし)
鶏口と為るも牛後と為る勿れ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
けちん坊の柿の種(けちんぼうのかきのたね)
香餌の下必ず死魚あり(こうじのもとかならずしぎょあり)
功なり名遂げて身退くは天の道なり(こうなりなとげてみしりぞくはてんのみちなり)
心焉に在らざれば視れども見えず(こころここにあらざればみれどもみえず)