濡れ手で粟(ぬれてであわ)
猫に鰹節(ねこにかつおぶし)
猫に木天蓼お女郎に小判(ねこにまたたびおじょろうにこばん)
猫の魚辞退(ねこのうおじたい)
鼠は社に憑りて貴し(ねずみはやしろによりてたっとし)
喉から手が出る(のどからてがでる)
旗を揚げる(はたをあげる)
白虹日を貫く(はっこうひをつらぬく)
花より団子(はなよりだんご)
低き所に水溜まる(ひくきところにみずたまる)
鬚の塵を払う(ひげのちりをはらう)
人の褌で相撲を取る(ひとのふんどしですもうをとる)
人の物より自分の物(ひとのものよりじぶんのもの)
人はパンのみにて生くるにあらず(ひとはパンのみにていくるにあらず)
河豚は食いたし命は惜しし(ふぐはくいたしいのちはおしし)
煩悩の犬は追えども去らず(ぼんのうのいぬはおえどもさらず)
三日天下(みっかてんか)
見るは目の毒(みるはめのどく)
娘一人に婿八人(むすめひとりにむこはちにん)
明主は一顰一笑を愛しむ(めいしゅはいっぴんいっしょうをおしむ)
門前市の如し(もんぜんいちのごとし)
柳の下にいつも泥鰌はおらぬ(やなぎのしたにいつもどじょうはおらぬ)
欲と二人連れ(よくとふたりづれ)
欲に頂なし(よくにいただきなし)
欲に目見えず(よくにめみえず)
黄泉路の障り(よみじのさわり)
寄らば大樹の陰(よらばたいじゅのかげ)
利によりて行えば怨み多し(りによりておこなえばうらみおおし)
利の在る所は皆賁諸と為る(りのあるところはみなほんしょとなる)
隴を得て蜀を望む(ろうをえてしょくをのぞむ)