女性の場合、恥丘、大陰唇、小陰唇、腟口、大前庭腺(バルトリン腺)、陰核(クリトリス)などが含まれ、形や色には個人差がある。構造上、尿や便に接しやすく、性行為を介した感染症の炎症が起きやすい部位であるが、前述の腟の自浄作用により、炎症が子宮に及ぶことがブロックされる。
⑦陰核(クリトリス)
小陰唇がつながった上部のあたりにある小さな突起で、非常に敏感な部分。男性のペニスに相当し、性的に興奮すると充血して勃起する。
⑧大前庭線(バルトリン腺)
小陰唇の内側、腟口の左右にあり、性的に興奮すると透明な粘液を分泌する分泌腺。腟口に開口しているため、細菌による炎症を起こしやすい。