是是非非
(ぜぜひひ)
よいことはよいとし、悪いことは悪いとすること。公正な立場で判断を下すこと。また、その場によって判断を下す中間的な立場をいう。
『荀子(じゅんし)―修身』に、「是レ是非レ非、謂二之知一。非レ是是レ非、謂二之愚一」とある。
〔例〕「人の上に立つ者は是是非非の立場を貫かなければならない」とか、「中村専務は重役会議でいつも是是非非の態度を貫きます」などと使ったりする。
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治を為すは多言に在らず
(ちをなすはたげんにあらず)
政治というものは、口先だけであれこれ言うものではなく、どのようにして政策を実行し、善政をしくかにかかっていることをいう。
〔出〕史記(しき)
〔会〕「国民のために、なんて言いながら、首相のやったことにみんな反感をもってたね」「治を為(な)すは多言に在らず。黙々と実行する政治家が少なくなったね」
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お眼鏡にかなう
(おめがねにかなう)
目上の人に目をかけられ、気に入られる。認められる。「眼鏡にかなう」ともいう。「重役面接でお眼鏡にかなったらしく、一も二もなくパスした」
〔語源〕「お眼鏡」は、ここでは、ものの善悪・優劣や人物の資質などを見抜く力。鑑識眼。
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