傍目八目
(おかめはちもく)
他人がさしている囲碁をそばで見ていると、8目先までの手を読むことができるという意味から、当事者よりも周囲の人のほうが、物事をより正確に把握でき、物事の真相や利害得失をはっきり見分けることができるということ。「岡目八目」とも書く。
〔例〕「選挙戦を傍目八目で見ているのはおもしろいが、当事者はたいへんだ」とか、「今年の決勝戦は実力が五分と五分だといわれているが、傍目八目でいわせてもらえば、A校の勝ちはかたい」などのように使う。
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烏鷺の争い
(うろのあらそい)
烏(からす)の羽の色はぬれ羽色で真っ黒であり、鷺(さぎ)は真っ白な羽毛であることから、黒石と白石の戦い、囲碁を打って勝負を決することをいう。
〔会〕「あら、お父さん、またおじいちゃんと五目並べしてらっしゃるの」「五目並べじゃない。烏鷺(うろ)の争いだ、烏鷺の争い」
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隅に置けない
(すみにおけない)
意外に知識・能力があったり世間をよく知っていたりして、侮れない。油断できない。「ふだんは黙っているけれど、彼は囲碁については社内では隅に置けない存在ですよ」
〔語源〕片隅の方に置いてないがしろにしておくわけにはいかないの意から。
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