ふだんの生活のなかで、図形や計算などの言葉を使う機会は意外に多い。そんな算数用語を英語ではどう言うか。知っていそうで知らない算数用語を集めてみた。(「イミダス2002年版」掲載・編集)
三日月形
semilunar(セミルナー)またはcrescent(クレセント)。lunarは「月の、月状の」でsemi-が「半ば」を表す接頭辞。crescentは細い月を指す。パンのクロワッサンをアメリカではクレセントロール(crescent roll)ともいう。遠い夜空の月もクロワッサンなら手が届く?
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角錐
pyramid(ピラミッド)。多角形の辺上のすべての点とその平面外の一点とを結んでできる立体。エジプトの王の墓から四角錐の「ピラミッド」を思い浮かべるが、底面が四角形に限らず、多角形の角錐でも同じ。正六角形などの正多角形の底面から頂点までの長さが等しい角錐を正角錐(right pyramid ライト・ピラミッド)という。
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角柱
prism(プリズム)。底面が多角形の柱体。理科の実験で使ったのは透明な「三角柱」。光を当てると生まれる虹の色は紫(violet)、藍(indigo)、青(blue)、緑(green)、黄(yellow)、橙(orange)、赤(red)の七色で「VIBGYOR(ヴィブギョール)」という奇妙な語は、それぞれの色の頭文字をつなげた、虹の七色を覚えるための言葉。
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立方体
cube(キューブ)。平行六面体で六面すべてが正方形の立体。「角砂糖」はcube sugar(キューブ・シュガー)。製氷機や製氷皿で作った四角い氷はcubed ice (キューブド・アイス)。氷は形により表現が変わり、かき氷状ならshaved(シェイブド)、粒状ならcrashed(クラッシュド)、3センチほどの球状ならcracked(クラックド)が付く。ellipse(エリプス)または
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