運否天賦
(うんぷてんぷ)
運がよいか否かは、天の神のみが知るものであるということ。また、運を天にまかせること。「運否」は、幸運と非運という意味。「天賦」は、天から与えられるもののこと。
〔例〕「入社試験で全力を出し切ったつもりだが、入社できるかどうかは運否天賦だ」とか、「宝くじが当たるかどうかは運否天賦だ。とにかく買わなくては当たらない」などのように使う。
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事実は小説よりも奇なり
(じじつはしょうせつよりもきなり)
実際に起こる出来事は、フィクションで構成される小説よりも、はるかに複雑で波瀾(はらん)に富んでいることをいう。英国の詩人バイロンの「ドン・ジュアン」にある言葉。
〔出〕バイロンFact is stranger than fiction.の訳。
〔会〕「迷宮入りの事件があとを絶たないのはなぜなんだ。事件で得したやつが犯人に決まってるのに」「事実は小説よりも奇なり。世の中そう単純じゃないんだぜ、探偵さん」
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片腹痛い
(かたはらいたい)
身の程を知らない他人の言動・態度がおかしくてたまらない。また、ひどくばかばかしく思う。苦々しく思う。笑止千万である。「あなた程度の知識で、この大問題に取り組もうなどとは片腹痛い」
〔語源〕中世以後、「傍(かたはら)いたし(そばで見ていても気の毒である)」の「かたはら」を「片腹」と誤って用いたことによってできた言葉。傍ら痛い
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