泥棒も十年(どろぼうもじゅうねん)
鳴かず飛ばず(なかずとばず)
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす(なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす)
鳴くまで待とう時鳥(なくまでまとうほととぎす)
為せば成る(なせばなる)
成らぬ堪忍するが堪忍(ならぬかんにんするがかんにん)
寝ていて牡丹餅は食えぬ(ねていてぼたもちはくえぬ)
念力岩をも通す(ねんりきいわをもとおす)
能事畢る(のうじおわる)
蚤の息さえ天へ昇る(のみのいきさえてんへのぼる)
肺肝を砕く(はいかんをくだく)
白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう)
走り馬にも鞭(はしりうまにもむち)
百尺の竿頭一歩を進む(ひゃくせきのかんとういっぽをすすむ)
富士の山を蟻がせせる(ふじのやまをありがせせる)
下手な鍛冶屋も一度は名剣(へたなかじやもいちどはめいけん)
下手な鉄砲も数撃てば当たる(へたなてっぽうもかずうてばあたる)
臍を固める(ほぞをかためる)
勝るを羨まざれ劣るを卑しまざれ(まさるをうらやまざれおとるをいやしまざれ)
まだ皮のある中に一骨を見る(まだかわのあるうちにひとほねをみる)
三たび肱を折って良医となる(みたびひじをおってりょういとなる)
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(みをすててこそうかぶせもあれ)
無理は三度(むりはさんど)
名将に種なし(めいしょうにたねなし)
面壁九年(めんぺきくねん)
求めよさらば与えられん(もとめよさらばあたえられん)
桃栗三年柿八年(ももくりさんねんかきはちねん)
柳の枝に雪折れはなし(やなぎのえだにゆきおれはなし)
山は陵遅を以て故に能く高し(やまはりょうちをもってゆえによくたかし)
ゆっくり行く者が遠くまで行く(ゆっくりゆくものがとおくまでゆく)