――「心とからだを幸せにする性知識イミダス」でもリプロダクティブ・ライツも含むセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(Sexual Reproductive Health and Rights: SRHR)を取り上げたことがありますが、日本ではRHRとは何かということが、まだまだ理解されていないように思います。後編で、女性の人権とRHRの関係について改めて詳しくお聞きするとともに、日本でRHRをどのように実現していけばいいのか、考えていきたいと思います。
◆【子宮は誰のものか(後編)~「リプロ後進国・日本」が国際スタンダードに追いつくには】に続く
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望まない妊娠をするのはシスジェンダー女性(出生時に身体を女性と診断され、自分のことを女性だと認識している人のこと)に限らず、妊娠の可能性のあるトランスジェンダー男性(出生時に女性と診断されたが性別違和を覚え、それを解消するために男性になりたい/なろうとする/なった人のこと)やノンバイナリー(男性または女性というカテゴライズに違和を感じ、どちらでもないと感じる人)の人々、若い少女も含まれているが、ここでは話をシンプルにするためと、女性差別の文脈で論じるために「女性」に代表させる。