私は女子高生です。
この一文を書くだけで、すぐに女子高生というラベルを付けられます。もちろん年齢や学校だけではなく、人によってそれは様々です。一度付いたラベルはなかなかはがれてくれないし、はがした後には跡が残ります。
援助交際、高校中退、不登校、病気、リストカット……。その跡は皆違うけれど、私は「はがした跡」が消えなくて苦しんでいる友人や知人を沢山知っています。
文章を載せる機会をいただいてから、私が伝えられることをずっと考えていました。でも考えるほど何も書けなくなっていくので、今までの日記の一部を修正・加筆せず載せる事にします。少しでも力や何かを考えるきっかけになれたら嬉しいです。
2014.08.12
この時期になると病棟に初めて入院した時の事を思い出す。
真新しいカッターがポケットに入っていた。
長い黒髪を携えて、薄水色のシャツを中に着て、パーカーを羽織っていた。サイズの合わない大きなジーパンを履いて。
ひたすらに自信が持てなかった。自分に価値を付けてもらうために必死になっていた。
どうしてまた死ねなかったの?
死ぬ程の勇気が無かっただとか、周りの事が気になるだとか、そんなくだらない理由だったかもしれない。
ただ、希望が無かった。
耐え切れずに学校のトイレに駆け込み手首を切りつけた日の事も、字が震えて書けなくなった日の事も、上手く他人と喋れなくなっていった事も鮮明に思い出せる。
皆が私を置いていく。
先生の前でも、家族の前でも、友達の前でも、助けを求めるわけにはいかない。順調な人達に助けを求めるわけにはいかない。
同情して欲しい、して欲しくない。
私はこんなに甘えてるのだからその分働かなくてはいけない。
二回も入院して迷惑かけてるのだから今度こそ学校に行かなくてはいけない。
2015.02.07
歳を重ねるのが怖くてたまらない。自分すら信じられない。
高校も卒業できるのか分からない。レポートやる気がでない。手が震えて出来ない。こわいよ。苦しい。
いろいろやりたい事は沢山あるんです。でもやり方が分からないし、やる意味も分からない。
私より上手い人なんていくらでもいる。個性がないしどうせできないし笑われるだろうし。
死にたいもうやだいきたい生きたい。
お散歩ってやったらダメなんですか?リフレってダメなの?貴方には関係ないくせに。
自分を大切にしなさい。
だからなに?嘘ですよね?
わかってるよ。私はお父さんにとって大事なの。でもそれを感じられない。
もうなにもしたくない。
こんな娘でごめんなさい。
援交とかしたらもっと心配してくれる?さみしいよ。笑顔でいたい。
それでも生きてる。なんでだろ?
幸せ。幸せって胸張って言いたい。
虐待もされてないし寝る場所もあるし食事もある。
でも死にたい わがままだから。
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