一喜一憂
(いっきいちゆう)
事態が変わるたびに喜んだり悲しんだりすること。状況が変化するのにつれて、ときには浮かれ、ときには沈んで、気持ちが落ち着かないこと。
〔例〕冷静でいられない状態に置かれたときの心境を表すのに、「部長の顔色を見て一喜一憂しているようではいけません」といったり、「逆転につぐ逆転で、監督も選手たちも一喜一憂する試合展開になりました」というように使ったりする。
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謦咳に接す
(けいがいにせっす)
〔出〕荘子(そうじ)
〔会〕「いやあ、ほんとうに岸田先生とお会いできたなんて。今でも信じられないよ」「謦咳(けいがい)に接すか。で、どんな話を聞けたんだ」「それが緊張していて、全然覚えていないんだ」
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鯖を読む
(さばをよむ)
自分の利益になるように、数をごまかす。「何人出席するかがはっきりしないので、あらかじめ鯖を読んで注文しておこう」
〔語源〕(1)「鯖読み(背開きにして2尾を一刺しとした〈刺し鯖〉を一つとして数えること)」からの転用、(2)「魚市(いさば)読み(魚市(うおいち)などで早口で行う小魚の数え方)」の「い」を略したもので、魚市では数をごまかすことが多かったから、(3)大量に捕獲した鯖を数えるとき、使用人がよくごまかして数えたことから、(4)鯖は腐りやすいので、急いで数えて売りさばかねばならず、その際に数をごまかすことが多かったことからなどの説がある。
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