無明長夜
(むみょうじょうや)
仏教の言葉avidyの訳語。根源的無知のために煩悩にとらわれ、暗い迷いの世界に流転していること。「無明」は、煩悩にとらわれて迷っていること。「長夜」は、煩悩にとらわれてさまよいながら生きているさまを長い夜にたとえたもの。
〔例〕「無明長夜をすくってくださるお方は、仏さまの他にはだれもいません」などと使う。
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月に叢雲 花に風
(つきにむらくも はなにかぜ)
美しい月が顔を見せたかと思うと、雲が覆い隠し、美しい花が咲いたかと思うと、憎らしい風が吹き散らしてしまう。とかく浮き世はままならぬことをいう。
〔類〕好事魔多し/寸善尺魔/花に嵐/花開いて風雨多し
〔出〕歌舞伎(かぶき)・薄雪物語(うすゆきものがたり)
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星霜を重ねる
(せいそうをかさねる)
年月を経る。「早いもので、この大学に赴任してはや20年の星霜を重ねました」
〔語源〕恒星は1年で天を一周し、霜は年ごとに冬になると降ることから。
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