有終之美
(ゆうしゅうのび)
しめくくりを美しくするという意味で、最後までみごとにやりぬき、すばらしい成果を上げることをいう。
〔例〕「引退する斎藤選手が、最終打席で満塁ホームランをかっとばして、みごとに有終之美を飾ったね。彼は、最後の最後までファンを喜ばせてくれたよ」とか、「今度のイベントもどうやら成功裏に終えることができそうです。有終之美を飾るためにもうひと息がんばりましょう」などと使ったりする。
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終わり良ければ総て良し
(おわりよければすべてよし)
物事でいちばんたいせつなことは、最後の締めくくりである。どんなに最初や途中の経過がよくても、終わりがよくなくては評価されない。結末がよいか悪いかが評価の分岐点である。All is well that ends well.の訳語で、英国の劇作家シェークスピアに同名の戯曲がある。
〔出〕シェークスピア
〔会〕「やっと相手の両親を説得、結婚できました」「いやあ、それはおめでとう」「駆け落ち話まで出たのがうそのようです」「終わり良ければ総(すべ)て良しだ。まあ、一杯やりたまえ」
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年の瀬
(としのせ)
年の暮れ。年末。「年の瀬を迎えて、故郷に帰る乗客で始発駅は早朝から大混雑となった」
〔語源〕年を越すのを、川の瀬を渡るのに見立てていった言葉。
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