肩摩轂撃
(けんまこくげき)
人と人の肩がすれ合い、車の轂(こしき)と轂(こしき)がふれ合うという意味から、人や車の往来が激しいようす。
『戦国策(せんごくさく)―斉策・宣王』に記述がある。
〔例〕「開発されて肩摩轂撃となるのはいいのだが、自然がどんどん破壊されていくのは問題だ」とか、「このあたりも国道ができて、すっかり肩摩轂撃になった。便利にはなったが、うるさくて仕方がない」などと使う。
〔類〕轂撃肩摩(こくげきけんま)
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立錐の地なし
(りっすいのちなし)
錐(きり)の先を立てるほどの、わずかな土地もない。人や物が詰まっていて、少しの余裕もないことをいう。
〔出〕呂氏春秋(りょししゅんじゅう)
〔会〕「今日の披露宴、すごい人数ね」「新郎のお父さんが県会議員なんですって」「それにしても、立食式とはいえ人が多過ぎるわ。立錐(りっすい)の地なしじゃない」
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押し合いへし合い
(おしあいへしあい)
狭い所に多くの人が集まって混雑していること・さま。「三が日の八幡様(はちまんさま)は、もう押し合いへし合いで、ご老人の初詣(はつもう)ではとてもむりです」
〔語源〕「へし合い」も「押し合い」と同じ意。
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