一宿一飯
(いっしゅくいっぱん)
1泊させてもらって食事をごちそうになること。旅の途中で人にちょっと世話になること。博徒の間で使われていた言葉で、「一宿一飯の恩義」「一宿一飯の義理」と用いられた。
〔例〕「彼には一宿一飯の恩義があり、このたびは彼の息子の就職の世話をさせてもらった」などと、旅行中だけでなく、困ったときに手助けをしてもらったような場合にも使うことがある。
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他人の飯には骨がある
(たにんのめしにはほねがある)
どんなにおいしくても、他人の飯には冷たいものが潜んでいることをいう。他人の家に厄介になって暮らすことは、ことのほか気苦労が多く、思いもかけぬところで、冷たい仕打ちを受けることにたとえる。
〔類〕他人の飯には刺(とげ)がある/隣の白飯より内の粟飯(あわめし)
〔会〕「まいったよ。学生時代の友達がどうしてもって言うから、出張中ずっと世話になったんだけど、毎朝6時に起床だぜ」「そりゃ、寝坊のきみにはつらい。他人の飯には骨があるというからな」
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食うや食わず
(くうやくわず)
ひどい貧乏暮らしを形容する言葉。「先生はお若いころ、食うや食わずの生活の中でもけっして絵筆を捨てず、死に物ぐるいの精進のすえ、今日の面壇の地歩を築かれたのです」
〔語源〕食事をすることができるかできないか、ほとんど満足に食事もできないほどの、の意。
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