十人十色
(じゅうにんといろ)
人が10人いれば10通りの好みや個性があるということ。考えや好みが人さまざまであるということ。
〔例〕「外見は同じように見えても、中身は十人十色。実際には、個性的な学生が多い」といったり、「サッカー部のユニホームについて生徒の意見を聞いてみたが、十人十色、なかなか意見がまとまらず困っています」などと使ったりする。
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十目の視る所 十手の指す所
(じゅうもくのみるところ じっしゅのさすところ)
(10人の目が見るところ、10人が指差すところというので)多くの人間の意見や判断が、一致したところの意で、世間の耳目は欺くことができないことをいう。
〔類〕千人の指す所は違わず
〔出〕礼記(らいき)
〔会〕「例の海洋事故は潜水艦側の責任が大きいようだな」「公式の調査結果はまだですが、それが十目の視(み)る所 十手の指す所ですね」
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十指に余る
(じっしにあまる)
(とくに優れたものを挙げていくと)10以上ある。「こんど発表の新車の改良点を挙げれば、文字どおり十指に余る画期的な車です」
〔類〕五指に余る
〔語源〕10本の指で数えきれない意から。
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