この日は「競輪祭」という大きなレースの5日目。オールナイトで体は疲れていたが、これから行われるトップ選手たちの走りを見られると思うと、心は弾んだ。秋の晴天で、山も美しかった。
小倉競輪場は競輪発祥の地だ。ここで何年か前に初めて競輪を見た。その時に、選手がバンクを駆け抜けるスピード、風の音、に体に電流が走るような興奮を覚えた。それ以来競輪は好きで見ている。小倉はドームで室内だ。前は気づかなかったが、バンクの内側に子供たちが遊べるエリアがあり、レースとレースの合間にはゲームのようなものもしていた。マイクで喋るお姉さん。子供たちのわっきゃわっきゃの笑い声。観客席で競輪新聞を見る大人ら。その光景がなんとも言えなかった。
うどんを食べ、予想をし、お笑いのライブがあったので少し覗いた。
テツandトモが出ていて、これが良かった。初めて生で見たが、ギターの音がまず良い。マイクで録っていなかったので、無線で音を飛ばしているのだと思うが、演奏のキレ、音、共にカッコよかった。歌も。プロの芸人の営業は勉強になる。ここでいざ歌え、と言われたら何にも出来ないのではないか、自分は、と思った。ポスターを見ると翌日はモノマネの古賀シュウが来る。
