実弾を発射する能力があるとして、警察庁が回収を進めているおもちゃ(玩具)の銃の商品名。2024年12月以降、中国から輸入され、クレーンゲームの景品などとして全国で約1万6000丁が出回っていると見られている。色とりどりのプラスチック製で、全長12センチ。プラスチック製の弾丸8発が付属している。
弾を込める弾倉と銃身がつながり、撃針がスプリングの入った薬莢の底を叩いて弾丸を発射する仕組みになっているため、金属製の実弾を弾倉に入れれば、本物の拳銃同様に発射できることが、2025年5月に兵庫県警の鑑定で明らかになった。同年7月、警察庁が所持している人に警察に提出するよう呼びかけるとともに回収を進めており、7月末時点で2600丁がすでに回収されている。
周知・回収の期間は年内で、2026年1月以降も所持したり、販売したりした場合、銃刀法違反に問われる可能性もある。
「リアルギミックミニリボルバー」の他に、実弾発射能力がすでに確認されている中国製の玩具銃が16種類あって、インターネットで販売されていた。これらの所持・販売も違法であり、すでに銃刀法違反での逮捕者も出ている。