遅かりし由良之助(おそかりしゆらのすけ)
恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしもじん)
煽てと畚には乗り易い(おだてともっこにはのりやすい)
小田原評定(おだわらひょうじょう)
落ち武者は薄の穂にも怖ず(おちむしゃはすすきのほにもおず)
お茶を挽く(おちゃをひく)
落ちれば同じ谷川の水(おちればおなじたにがわのみず)
夫あれば親忘る(おっとあればおやわする)
頤を解く(おとがいをとく)
男心と秋の空(おとこごころとあきのそら)
男の四十は分別盛り(おとこのしじゅうはふんべつざかり)
男は三年に一度笑う(おとこはさんねんにいちどわらう)
男は敷居を跨げば七人の敵あり(おとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり)
男は度胸女は愛嬌(おとこはどきょうおんなはあいきょう)
男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲く(おとこやもめにうじがわきおんなやもめにはながさく)
同じ穴の狢(おなじあなのむじな)
鬼が出るか蛇が出るか(おにがでるかじゃがでるか)
鬼に金棒(おににかなぼう)
鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)
鬼の霍乱(おにのかくらん)
鬼の首を取ったよう(おにのくびをとったよう)
鬼の空念仏(おにのそらねんぶつ)
鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)
鬼も十八 番茶も出花(おにもじゅうはち ばんちゃもでばな)
己の頭の蠅を追え(おのれのあたまのはえをおえ)
己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
己を責めて人を責めるな(おのれをせめてひとをせめるな)
己を虚しゅうす(おのれをむなしゅうす)
己を以て人を量る(おのれをもってひとをはかる)
斧を掲げて淵に入る(おのをかかげてふちにいる)