脂に画き氷に鏤む(あぶらにえがきこおりにちりばむ)
争い果てての棒千切り(あらそいはててのぼうちぎり)
諍い果てての乳切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
石に灸(いしにきゅう)
一議に及ばず(いちぎにおよばず)
馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
絵に描いた餅(えにかいたもち)
屋上屋を架す(おくじょうおくをかす)
帯に短し襷に長し(おびにみじかしたすきにながし)
貝殻で海を測る(かいがらでうみをはかる)
蛙の面に水(かえるのつらにみず)
籠で水を汲む(かごでみずをくむ)
画餅に帰す(がべいにきす)
夏炉冬扇(かろとうせん)
木に縁りて魚を求む(きによりてうおをもとむ)
朽木は雕るべからず(きゅうぼくはえるべからず)
暗闇の鉄砲(くらやみのてっぽう)
下衆の後思案(げすのあとじあん)
喧嘩過ぎての棒千切り(けんかすぎてのぼうちぎり)
氷に鏤め水に描く(こおりにちりばめみずにえがく)
しいら者の先走り(しいらもののさきばしり)
死児の齢を数える(しじのよわいをかぞえる)
蛇を描いて足を添う(じゃをえがいてあしをそう)
証文の出し遅れ(しょうもんのだしおくれ)
死んだ子の年を数える(しんだこのとしをかぞえる)
葬式すんで医者話(そうしきすんでいしゃばなし)
畳の上の水練(たたみのうえのすいれん)
玉の巵当無きが如し(たまのさかずきそこなきがごとし)
提灯に釣り鐘(ちょうちんにつりがね)
月夜に提灯(つきよにちょうちん)