気韻生動
(きいんせいどう)
絵画や書などの気品や風格が生き生きと感じられること。「気韻」は、気高く気品のある趣という意味。「生動」は、生き生きしていること。
『輟耕録(てつこうろく)―十八・叙画』に、「昔謝赫云、画有二六法一、一曰気韻生動」とある。
〔例〕「大山先生の作品は、どれを見ても気韻生動、見る者の心をとらえて離しません」などと使う。
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画竜点睛
(がりょうてんせい)
肝心なところの一点に、最後の仕上げをすることをいう。中国は梁(りょう)の時代の画家・張僧よう(ちょうそうよう)が竜の絵を描き、最後に瞳(ひとみ)を点じると、たちまち本物の竜と化して飛び去ったという故事にもとづく。
〔出〕歴代名画記(れきだいめいがき)
〔会〕「確かにストーリーはなかなかおもしろいし、登場する人物もそれぞれ個性があっていい。しかし、主人公がもうひとつ描き足りない」「うん、そのとおりだ。画竜点睛(がりょうてんせい)を欠くというやつだね」
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筆を揮う
(ふでをふるう)
(人のために)書や絵画を書く。「この一幅は、わたしの結婚祝いに書家の伯父が筆を揮ってくれたもので、わたしの宝物の一つです」
〔語源〕「揮う」は、ここでは、振り動かして働かす。
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