千載一遇
(せんざいいちぐう)
1000年に1度しか会えないこと。1000年に1度ぐらいしか訪れないような、めったにないすばらしい機会。「千載」は、1000年という意味。「載」は、年の意味を表し、「千歳一遇」とも書く。
『袁宏(えんこう)―三国名臣序賛』に、「千歳一遇、賢聖之嘉会、遇レ之不レ能レ無レ欣」とある。
〔例〕「今度の学園祭のコンサートに、エースプロダクションのスカウトが来るということです。プロを目指すわたしたちには、千載一遇のチャンスです。このチャンスを逃さないよう、みんなでがんばろうではありませんか」などと使ったりする。
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優曇華の花
(うどんげのはな)
(優曇華はインドの空想上の植物で、3000年に一度花を開くというところから)千載一遇の幸運をいう。江戸時代には、不倶戴天(ふぐたいてん)の仇(あだ)に出会ったときなどに用いられた。めったにない喜びに出会うこと。
〔出〕源氏物語(げんじものがたり)/謡曲(ようきょく)・実盛(さねもり)
〔会〕「おふくろ、これで何かうまいもんでも買いな」「あらあ、こりゃ優曇華(うどんげ)の花だ。おまえから小遣いもらうの、初めてだよね、たしか」
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一山当てる
(ひとやまあてる)
投機などで、思いがけなくまとまった利益を得る。「これからはレジャー関連株を買って一山当てようかとねらっているところです」
〔語源〕鉱山を発見して大もうけをする意から。
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