華胥之国
(かしょのくに)
『列子(れっし)―黄帝』に書かれている故事で、中国の古代の黄帝が昼寝の夢の中で見たという理想郷をいう。黄帝は夢から悟るところがあり、それ以後、国の政治は順調に治まったという。「華胥」は、「華胥之国」の故事から、昼寝をさしていい、「華胥之国に遊ぶ」とは、気分よく昼寝をすること。
〔例〕「政治をつかさどる者は、だれもが華胥之国を求めているだろう」とか、「うちの亭主、目下、華胥之国に遊びにいっているから、1時間ほどして、またお電話ちょうだい」などと使ったりする。
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枕を高くして寝る
(まくらをたかくしてねる)
安心してぐっすりと眠ることをいう。
〔類〕枕を高くして眠る/枕を高くする
〔出〕史記(しき)
〔会〕「おい、勘助よ。川中島の上杉軍の動きはどうじゃ」「はっ。それが突然撤退を始めまして、自国に戻るようでございます」「やれやれ。戦もこれで一段落か。今日は枕を高くして寝れるわい」
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寝ても覚めても
(ねてもさめても)
いつも(そのことが頭から離れない)。絶えず(気に掛かっている)。「あのとき会って以来、あなたのことが寝ても覚めても頭から離れず、食欲もありません」
〔語源〕寝ているときも覚めているときもの意から。
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