紅灯緑酒
(こうとうりょくしゅ)
はなやかな灯と緑色の酒という意味。転じて、歓楽や飽食にふけること。「紅灯」は、赤い灯のともる歓楽街のこと。「緑酒」は、緑の酒、うまい酒の色。
〔例〕「パリはどうだったといわれても、仕事づけの毎日でまったく遊ぶ暇もなく、紅灯緑酒の巷(ちまた)へ出かけることなどは、とてもできなかった」というように使う。
〔類〕緑酒紅灯(りょくしゅこうとう)
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赤犬が狐を追う
(あかいぬがきつねをおう)
(赤犬も狐も、体形や毛の色が同じようであるから) 追うものと追われるものとの区別がつかない。優劣や善悪など、判然と区別しにくいものにたとえる。
〔会〕「ああ言っているけど悪いのは長島なんじゃないか」「いや、高橋のほうでもだましてやろうって気があったみたいだぜ」「赤犬が狐(きつね)を追うか」「ほんとうのところは分からん」
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赤の他人
(あかのたにん)
縁もゆかりもない、まったくの他人。「別れた以上は赤の他人さ。もうつべこべ言わないでくれ」
〔語源〕「赤の」は、「まったくの」の意の接頭語(例「赤恥」「赤裸」)である「赤」に、「の」が付いたものという説、また、「赤」は梵語(ぼんご)の「水」の意で、「赤の」は「水のように冷たい」という意味であるという説もある。
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