似合う夫婦の鍋の蓋(にあうふうふのなべのふた)
似合わぬ僧の腕立て(にあわぬそうのうでたて)
煮え湯を飲まされる(にえゆをのまされる)
匂い松茸味しめじ(においまつたけあじしめじ)
仁王立ち(におうだち)
二階から目薬(にかいからめぐすり)
逃がした魚は大きい(にがしたうおはおおきい)
二月は逃げて走る(にがつはにげてはしる)
苦虫を噛み潰したような顔(にがむしをかみつぶしたようなかお)
握れば拳 開けば掌(にぎればこぶし ひらけばてのひら)
憎まれっ子頭堅し(にくまれっこかみかたし)
憎まれっ子世に憚る(にくまれっこよにはばかる)
逃ぐるが一の手(にぐるがいちのて)
逃げるが勝ち(にげるがかち)
錦着る山は裸になる下地(にしききるやまははだかになるしたじ)
錦を衣て郷に還る(にしきをきてきょうにかえる)
錦を衣て夜行くが如し(にしきをきてよるゆくがごとし)
西と言ったら東と悟れ(にしといったらひがしとさとれ)
西も東も分からない(にしもひがしもわからない)
二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)
似た者夫婦(にたものふうふ)
日計足らず歳計余り有り(にっけいたらずさいけいあまりあり)
日光を見ずして結構と言うな(にっこうをみずしてけっこうというな)
似て非なる者(にてひなるもの)
煮ても焼いても食えぬ(にてもやいてもくえぬ)
二度あることは三度ある(にどあることはさんどある)
二度教えて一度叱れ(にどおしえていちどしかれ)
二度添いは可愛い(にどぞいはかわいい)
二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
二の句が継げない(にのくがつげない)