月と鼈(つきとすっぽん)
鶴九皐に鳴いて声天に聞こゆ(つるきゅうこうにないてこえてんにきこゆ)
鶴の一声(つるのひとこえ)
鉄砲玉の使い(てっぽうだまのつかい)
手八丁口八丁(てはっちょうくちはっちょう)
天に口なし人を以て言わしむ(てんにくちなしひとをもっていわしむ)
唐人の寝言(とうじんのねごと)
問うに落ちず語るに落ちる(とうにおちずかたるにおちる)
徳ある者は必ず言あり(とくあるものはかならずげんあり)
十口一口にこときれず(とくちひとくちにこときれず)
とどのつまり(とどのつまり)
虎狼より人の口畏し(とらおおかみよりひとのくちおそろし)
流れに枕し石に漱ぐ(ながれにまくらしいしにくちすすぐ)
鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
仲人七嘘(なこうどななうそ)
梨の礫(なしのつぶて)
訛りは国の手形(なまりはくにのてがた)
日光を見ずして結構と言うな(にっこうをみずしてけっこうというな)
二の句が継げない(にのくがつげない)
にべも無い(にべもない)
二枚舌を使う(にまいじたをつかう)
根が無くとも花は咲く(ねがなくともはなはさく)
猫の子一匹いない(ねこのこいっぴきいない)
猫も杓子も(ねこもしゃくしも)
根掘り葉掘り(ねほりはほり)
吐いた唾は呑めぬ(はいたつばはのめぬ)
吐いた唾を呑む(はいたつばをのむ)
はいに科なし(はいにとがなし)
始めの囁き後のどよみ(はじめのささやきのちのどよみ)
恥を言わねば理が聞こえぬ(はじをいわねばりがきこえぬ)