花鳥風月
(かちょうふうげつ)
地に咲く花、空に舞う鳥、そよぐ風、澄みわたる月、自然の美しい風物をさしていう。また、それらを賞(め)で、詩や歌に詠(よ)むこと。風流。
〔例〕「花札ばかりやっている息子の言い分がいいや。おれは花鳥風月を愛したおやじの血を引いているのだってさ」などと使う。
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花は桜木 人は武士
(はなはさくらぎ ひとはぶし)
花のなかでは、ぱっと咲いてぱっと散る桜の花がいちばんであるが、人の最もみごとな生き方は、美しく咲いて潔く散る武士であろうというたとえ。
〔類〕木は檜(ひのき)人は武士/花は三芳野人は武士/人は武士花は桜
〔出〕浄瑠璃(じょうるり)・仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
〔会〕「へえ、うちの先祖って侍(さむらい)だったの」「そうだよ。花は桜木 人は武士、おまえも侍の血を引いているんだ、卑怯(ひきょう)なことはしない潔い人間に育てよ」
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花道を飾る
(はなみちをかざる)
引き際を華やかに飾る。「この高速道路を早く完成させて、社長引退の花道を飾りたい」
〔語源〕役者が、花道(歌舞伎(かぶき)の舞台で、客席を貫き、役者の通路となっているところ)で所作をひときわ派手につとめる意から。
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