跳梁跋扈
(ちょうりょうばっこ)
いろいろな妖怪が夜中にうろつき回ること。転じて、よからぬ者がうろつき回り、わがもの顔でのさばり行動すること。「跳梁」は、おどりはね回ること。「跋扈」は、のさばりはびこること。
〔例〕「政界にも、経済界にも、あやしげな人間が跳梁跋扈している」というように使う。
〔類〕跋扈跳梁(ばっこちょうりょう)
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鬼が出るか蛇が出るか
(おにがでるかじゃがでるか)
どのような事態が起こるか分からない、予測できないことをいう。人の好奇心をそそる、からくり使いの傀儡師(かいらいし)から出た言葉。
〔類〕鬼が出るか仏が出るか
〔会〕「いや、政治の世界はどろどろしているね。いったいこの汚職事件で何人、政府高官の名前が出てくるか分からんぞ」「まったく、鬼が出るか蛇(じゃ)が出るか、お楽しみだぜ」
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勿怪の幸い
(もっけのさいわい)
(意外なことから、また、偶然に)思いがけなく得た幸せ。「両親が旅でいないのが勿怪の幸い、家に寄って飲み明かさないか」
〔語源〕「もっけ」は「物怪」とも書き、これは、「もののけ」を音読した語で、妖怪(ようかい)の意。転じて、不思議なこと、不吉なことの意。さらに転じて、意外なことの意。
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