春花秋月
(しゅんかしゅうげつ)
春に咲き乱れる花と秋の夜に照る月という意味。転じて、自然の清らかな美しさをたとえたもの。
〔例〕「昔、あこがれていた女優さんが亡くなったといって、お父さんはテレビを見て、ため息をついていたわ。なんでもお父さんにとっては、春花秋月のような清純派のすてきな人だったんですって」などと使う。
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梨の礫
(なしのつぶて)
(「梨」と「無し」の語呂(ごろ)合わせ。「礫」はほうり投げた石) こちらから連絡をしても、なんの消息もないことをいう。
〔類〕梨の礫もせぬ
〔出〕歌舞伎(かぶき)・東山殿劇場段幕(ひがしやまどのかぶきのだんまく)
〔会〕「アメリカに留学した息子に何度も手紙を出しているのに、全然返事が来ないのよ。心配だわ」「梨(なし)の礫(つぶて)というわけね。でも、大丈夫。あの人の筆不精は、アメリカに行っても直らないのよ」
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芋を洗うよう
(いもをあらうよう)
大ぜいの人で込み合っているさま。「芋の子を洗うよう」ともいう。「久しぶりの晴天の日曜日とあって、海岸は文字どおり芋を洗うような混雑ぶりであった」
〔語源〕桶(おけ)の中にたくさんの芋を入れて、棒(2本の棒を交差させてつくったもの)でかき混ぜて洗うときのようすから。
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