焚書坑儒
(ふんしょこうじゅ)
紀元前213年ごろ中国の秦の始皇帝が行った、主に儒教に対する弾圧政策。宰相 李斯の献策により、実用書以外の書物を焼き、460余人の儒者を生き埋めにしたという故事から、転じて、学問や思想などへの弾圧政策や、文化を無視した暴政をたとえていう。「焚」は、燃やすこと。「坑」は、穴埋めにするという意味。
『孔安国(こうあんこく)―古文尚書序一』に、「及下秦始皇滅二先代典籍一、焚レ書坑上レ儒、天下学士逃レ難解散」とある。
〔例〕「マスコミをいたずらに政府が規制するのは、現代の焚書坑儒である」といったり、「権力者が知識階級をつぶそうとするのは、焚書坑儒の暴挙だ」などのように使ったりする。
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晴耕雨読
(せいこううどく)
晴れているときは田畑を耕し、雨の日は家にこもって読書を楽しむというふうに、生業につかず、悠々自適に暮らすことをいう。
〔会〕「おい、ついに家を建てたんだって……。やったな」「でもローンを払い終わるのは、21世紀のはるか先。定年後は、晴耕雨読といきたかったんだが、とても、とても」
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筆を加える
(ふでをくわえる)
よりよくするために文章を直す。また、書き加える。加筆する。「筆を入れる」ともいう。「目まぐるしく変貌する国際情勢に対応するため、先生には校正刷りになっても、ぎりぎりまで筆を加えていただきました」
〔語源〕書かれたものの中に筆を入れて書き加える意。
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